9月のリフレッシュタイムを開催しました。
今回は、世界の天文学をリードする国立天文台三鷹キャンパスへ見学に行きました。
最新の天文学や天文・宇宙の歴史を見て、触れて、感じてもらいたいと思い企画しました。
(今年の3月に講演に来てくださった臼田-佐藤先生と岩城先生は、ここからいらして下さいました。)
絶好の行楽シーズンの9月24日。
前日の雨も上がり、秋の心地よいそよ風とスタッフが運転する自動車に乗って、
東京都三鷹市にある国立天文台の三鷹キャンパスまで、ワイワイガヤガヤ移動しました。
到着後、皆さんで挨拶を済ませて早速見学へ!
・第一赤道儀室
太陽の黒点の観察を行っている施設です。
とても古い建造物なのですが、しっかりと作れば何十年も使用できるものが作れるんだと感動しました。
係員の方がいらして、太陽や観測施設についての素朴な質問に対し、とても丁寧に答えて頂きました。
ありがとうございました。太陽の動きに合わせて望遠鏡が動く仕組みは、なんと電力を使用しておらず、
手動なんだそうです!
・太陽系ウォーク
太陽からの惑星の距離などを歩きながら体感することができる施設です。
皆で惑星の大きさ、距離とその単位の話で盛り上がりました。
徒歩で何歩なんだろうと、皆で歩きながら宇宙の距離を体感しました。
普段遭遇しない単位に頭を悩ませました。
・天文台歴史館(登録有形文化財)
65cm屈折式望遠鏡が中央に展示されており、
天文学の歴史のパネル展示や昔の観測方法についての展示がされていました。
特にガリレオの望遠鏡の温度湿度管理がされていてたことに感動しました。
急ぎ足で3つの施設を見学した後は、快適な休憩室で食事をしました。
天文についてのパネルや動画上映などがされていました。
空調も完備されており、とても快適でした。
食事をしながら展示パネルを見ながら星座や星の命名について話が弾みました。
お腹が膨れた後は、展示室・子午儀資料館・ゴーチェ子午儀室そして天文機器資料館の見学へ!
展示室では、ブラックホールのジェットや円盤って実際見えるの?
重力波ってなんだろう?と興味や疑問が膨らみました。
国立天文台三鷹キャンパスの重力波実験棟(地下にも設備がある)では、
大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)のための要素技術の試験や、
次世代重力波望遠鏡技術の開発を行っていて、
地下にこんなすごい施設あるんだ!と、みんなびっくりしていました。
(ノーベル賞クラスの偉大な発見がされることを期待いたします!)
天文機器資料館では、イラストの得意な利用者さんが記帳にチャレンジ!
写真:池亀理事長のキャラクター「イケガメ」と役員さん
国立天文台の歴史にここからねっとを刻んでもらいました。
とても天文学分野に詳しい利用者さんもいらして、途中解説して頂きました。
みんなの話題はアインシュタインの相対性理論にまで及びました。
久々のお出かけだった参加者の皆さん、歩きまわって、心地よい疲れを感じたのか、
帰りの自動車の中では、スヤスヤお休みモードに移行しました。
「歴史を感じることができた。昔の人の苦労を感じた。」
「初めて来てとても新鮮だった。」
「宇宙に興味なかったけど、宇宙に興味を持てたかも」
ここからねっとの利用者様・支援してくださっているスタッフ様と一緒に
楽しく最新の天文学と天文・宇宙の歴史に触れました。
とても充実した時間を過ごしました。
皆さん、ご参加ありがとうございました!
10月のリフレッシュタイムは、川のほとりで美味しい食事をして元気になれたらいいなと、
相模原市の上大島キャンプ場でバーベキューを行います。
みなさんのご参加お待ちしております。
また、3月に講演して頂いた、国立天文台の臼田-佐藤博士をお招きしての特別講演会も
近日中に企画しています。
是非、お楽しみにしていて下さい!