アクティブスポーツ第二回(合気道編)が開催されました。
2016年10月11日
アクティブスポーツイベントの第二回(合気道編)が開催されました。
前回に引き続き、遅くなってからの開催にも関わらず、池亀先生を含め6名の方が参加してくださいました。
今回はここからねっとの利用者さんで、現在スタッフとしても活躍してくれている、アニメ大好きAさん(合気道黒帯!)を講師としてお招きしました。
合気道の考え方や相手との「気(呼吸)」の合わせ方、上手な技のかけ方などを『ドラゴンボール』や『ジョジョ』などの漫画になぞらえて初心者の方にもわかりやすい内容で教えてくださいました。
(Aさんからのコメント)
タオルを使って、ちょっとしたゲームをしながら「気」を合わせるということを体験してもらったり、前回の空手道の講師:有吉先生に手伝っていただき実際にAが技を披露したり、実際に参加者の皆さんに体験してもらったり・・・
初めての講師でドキドキでしたが、全員怪我もなく、また「楽しかった」「合気道ってかっこいい!」などの感想やお手紙などをいただいたりして、ほっとするやら感激するやら、とても充実した時間でした。
A自身がうつで最近まで長らく外にも出られず苦しんでおり、ここからねっとの活動に参加したり、最近ではスタッフとしてたくさんのことに関わらせていただくようになるまでに回復した経緯があるので、特に、「Aさんはどうして元気になったんですか?」という質問がとても嬉しく感じました。
Aが合気道を始めたきっかけは、あまりかっこいいものではないので、紹介するのがちょっと恥ずかしいのですが、前回の有吉先生に習い書かせていただきます(笑)
Aはドラゴンボールの孫悟空に憧れ、亀仙流の教え「文武両道」を座右の銘として10代を過ごしていました。本当は空手や少林寺を習いたかったのですが、Aにおしとやかに育ってほしかった両親に許してもらえず、唯一許可された打撃のない武道が合気道だったのです。
最初は隣で練習する少林寺サークルを横目に、コンプレックスを持ちながら稽古していた合気道ですが、稽古に顔を出してくださる先生(師範)の技に魅了され、大学で専攻していた分野との共通点を見つけ、また先生の「合気道を上手くなりたかったら誰よりも弱くなれ」という言葉に感銘を受け合気道が好きになっていきました。
そして、本当に久しぶりに合気道に触れて、体の運びや心構えが大好きなドラゴンボールの「亀仙流の教え」ととてもよく似ていることに気付き、改めて惚れ直しました。
合気道はよく「相手の力を使って相手を投げる武道」として認識されることが多いですが、実は自分と相手の力の流れを組み合わせて新しい流れを作り、それを技とする武道だと考えています。
ここからねっとの活動にたくさん関わらせていただいている今、10年ぶりに合気道に触れて、合気道の考え方が対人的な距離の取り方などのコミュニケーションととてもよく似ていることに気が付きました。
頭で考えながら取り組んでいた昔より、肩の力を抜いて取り組むことが出来ている自分に気付き、感動いたしました。
また、なかなか実践に活かせるまでに体得するには時間がかかる合気道の技にどうやったら親しんでもらえるのだろう?と悩みながらプログラムを考える時間も含め、また当日みんなが真剣に取り組む姿を見て、これこそが相手と「気」を「合」わせる合気道の在り方なのではないかと感じ、嬉しく思いました。
ただ、1時間半ではお伝えできることも、習得できることもとても少ないと感じました。また、こういった機会をもうけていただいて、より多くの方にたくさんのことをお伝えできたらいいなと思っております(笑)
次回のアクティブスポーツは、昼間に時間帯を変更して、町田駅前の卓球クラブに体験をしに行くイベントを予定しております。
是非、お楽しみに!